『メンター』

相澤 達也
(推薦者:北原 将希)

2014年3月に開かれた社員総会
翌月4月から入社する新メンバーに対し、
一人ひとりメンターをつける、
と発表がありました。

僕のメンターは、
新卒で1年先輩の相澤さんでした。

そして、本社研修を終え、
4月末に配属が決まっても、
あまりよく分かっていませんでした。

でも、仕事を進めるにつれ、
付きっきりでいろいろと教えてくれる。

自分に対しても厳しく、
硬くて仕事熱心な人だな。

それが相澤さんの第一印象でした。

常に見られていて、
何かしでかすと呼び出される。

僕に注意するときも、
相澤さんを通して注意されたり、
後で相澤さんから
言われることもありました。

でも僕は、
ここでがんばろうと思っていたので、
必死で仕事を覚えました。

ある日、エントランスで
お客様をお出迎えしていたとき、

あくびをしてしまったんです。

今思えば、本当に甘かったんです。
それを見ていた相澤さんが大激怒。

バックヤードに呼び出され、
しこたま怒られました。

でも、怒られた内容を聞いて
はっとしました。

このお店の一人として
働いているつもりでしたが、

お客様から見れば、お店の顔。

あくびをした姿を見たお客様は、
「ニュー東京ってこんなお店なのか」
って思われてしまう。

僕一人のせいで…。

そんなことを考えさせられたのは、
初めてでした。

それからも相澤さんの指導は続きました。

相澤さんと勤務が合わない時間も
ありましたが、
早番上がりで、
カメラでチェックしてくれたり、
メンバー伝いに指摘をしてくれたりと、
会えないながらも、
いつも見ていてくれたんです。

相澤さんの指導は、一貫していました。

今、教えられている行動には
全部意味があること

お客様のために、
自分で考えて行動するのが大切ということ

お客様のために、
違和感を感じたら自分の考えを伝えること

長い時間をかけて、
そんなことを教えてくれました。

相澤さんって、
直接ほめてくれることが少ないんです。

でも、嬉しかったのは僕の成長を見て、
自分のことのように
メンバーに話していたことでした。

ちょうど先日の話です。

僕が2等級に上がるにあたり、
メンターが外れると聞きました。

そのタイミングで、1冊の紙の束を
相澤さんから受け取りました。

僕は帰ってからそれを見ました。

そこにはメンターとしての報告事項が
びっしりと書かれ、まとめたものでした。

本当に涙が出るくらい嬉しくなりました。

その後で、相澤さんの考えを
誰かから聞いたことがあります。

相澤さんはこう言っていたそうです。

もともと、人と話すのが苦手で、
それを克服するために
サンエイに入社したこと。

初めて現場に出たとき、
自分に自信がなくて、相談もできず、
いろいろと悔しい思いをしてきたこと。

新卒で入社してきた北原くんには
そんな思いをさせたくなかったこと
だから、ちゃんと見てあげることで、
自分が苦労してきたことを
ショートカットして、
早く自分の意見を
言えるようにしたかった。

そんな相澤さんは、今、
リーダーという立場になり、
リクルーターにも抜擢され、
チャレンジし続けています。

僕も相澤リーダーに負けないよう、
自分に甘えず、周りに良い影響を
与えられるような存在になりたい。

もうすぐ2年目に突入します。

一通りの仕事を覚えたとは思いますが、
これからも惰性ではなく、
自分自身にチャレンジする人に
なっていきます。