『小さな気づきからの発信』

「8番台のお客様、お財布に心臓病の薬が入っています。
体調悪そうにしたら、薬をベロの下に入れるとすぐ効くみたいです」

矢部マスターからインカムで共有されました。

その方を見に行くと、自分もよく話す常連のお客様でした。

何でそこまで知ってるんだろう。
自分には何も言ってくれなかったのになあ。

そう思って矢部マスターに聞いてみると、

初めて話したお客様だけど、ふとした会話をきっかけに、
持病のことを話してくれたんだ。

そう教えてくれました。

でも、初めて話したお客様なのに、
なんでそこまで突っ込んで聞けるんだろう。

自分だったら、そこまで聞けるかな・・・。
失礼じゃないかな・・・。
怒られないかな・・・。

僕は不安を抱えながら、率直に聞いてみたところ、
矢部マスターは過去の体験談を話してくれました。

以前、他の店舗で「てんかん」で
倒れたお客様がいました。

対処法は知っていたけど、手が放せない状態だった。

対処法が共有されていない中で
焦って棒立ちしてしまうメンバー。

それを見て、集まってくる他のお客様。
気づかれない呼び出しランプ。

人ごみで、倒れたお客様に近づけない救急隊員。

現場は騒然たる状況でした。

何とか、色々な方のおかげで、
そのお客様は事なきを得ました。

私も、対処法を知っていたけど、
何も共有してなかった
と思ったんです。

お客様の病気を知らなかった。
万が一の対処法を知らなかった。
対処法が共有されていなかった。
他のメンバーとの
役割分担が出来ていなかった。

私たちが出来ていなかったばかりに、

お客様の命を危険にさらすわけにはいかない・・・

騒然としたお店で、
お客様が安心して遊べるはずがない・・・

こんなことは
二度と繰り返したくない・・・

そんな思いがふつふつと
込み上げてきたんです。

だからこそ、

遠慮せずにお客様とじっくり話し、
いつ何があってもいいように
皆に共有しているんです。

お客様との会話って、
勝った負けたとか、趣味の話だけじゃないと思うんです。

家族の話、病気の話、今使っている薬の話。

聞きづらいって思うかもしれないけれど、
私はあえて全部聞くんです。

だって、何かあってからじゃ遅いじゃないですか。

せっかく遊びに来てくれているんだから、
安心して三郷店に来てほしい。

ここに来れば、心配することなく遊べる、
満喫できる。

お客様には、三郷店をそんな風に思ってほしい。

それがメンバー皆でできるお店って、
すごいと思わない?

そう矢部マスターは答えてくれました。

僕はそれを聞いて、
今までのお客様との接し方を
深く考えさせられたと同時に、

矢部マスターに「真心」を感じました。

お客様の立場で考え、身近な存在になります

僕は、自分の事ばかり考えて
躊躇するのはもうやめます。

遠慮せずに一歩深く踏み込み、
お客様が安心できるお店を
作っていきたいと思いました。