『私が選んだ仕事』

「えっ、あそこで働くの・・・?」
サンエイで働くことを伝えると、母にそう言われました。
私も働く前は、そうだったように、
パチンコ店で働くイメージは母にとって、よくないようでした。
それ以来、母は、
「いつまでニュー東京で働くつもりなの?」
「ずっと仕事をするようなところじゃないよ」
「周りの人に、なんて言ったらいいのかわからないのよ」
そう言うようになりました。
私が選んだ仕事を認めてくれないことが、
悔しくて少し悲しくなりました。
そして、それが嫌で、私は母を遠ざけ、
会う機会が少なくなっていました。
同時に、簡単だと思っていたこの仕事は
とても難しくて、やりがいがあって、
私はここで働くことが誇りになりはじめていました。
今年 私は社員になりました。
昇格面談のとき言われた
「fun wayをもっと考えて」
という言葉が頭に残っていて、
社員総会の実行委員会に立候補をしました。
まだまだ覚えないといけない業務はたくさんあるし、
できないことだらけ。
けど、受身のままじゃ何も変わらない。
そう思って立候補をしました。
そして、もうひとつ、私には向き合うことがありました。
私は久しぶりに母に会い、仕事の報告をしました。
「社員として働くことになったよ」
もう何を言われてもいい。
私が選んだ仕事を恥じる事はない。
私はそんなささやかな覚悟を決めていました。
母は私の言葉を聞いたあと、まっすぐ私を見て言いました。
「そっか」「じゃあ、がんばりなよ」
母の笑顔を久しぶりに見た私は、
うれしくて、うれしくて、
涙が出そうになりました。
少しは、私が選んだ仕事を認めてくれたのかな・・・
私は、私が選んだ仕事を恥じないし、
これからも誇りに思う。
そして、いつか尊敬している上司のようになりたいと思っています。
それが私の考えたfun wayで、
まだまだできないことばかりだけど、
今、もがいているところです。