ニュー東京柳原店に、よく来店される、かわいらしいお客様がいらっしゃいます。
いつも私を見かけると笑顔で手を振ってくれます。
きっかけはある日のお客様の言葉。
遊技を終えた後、ジェットカウンターで玉を流している時でした。
「主人が亡くなってから、ずっと一人で。ここに来れば、若い店員さんが話を聞いてくれて嬉しいの」
その日以来、私はお客様のことが気になって、たくさんの話をするようになりました。
「今日は寒いですね」とか
「気をつけて帰ってくださいね」とか
ちょっとしたことですが、お客様の元気につながればと思っていました。
あるとき、お客様が紙袋を持ってご来店されました。
「いつも親切にしてくれているから」
そう言って、その紙袋を私に渡しました。
中を見ると手作りの造花のカーネーションでした。
でも、私たちはお客様からものを受け取ることはできません。
困った私は、上司に相談にいくと、
「ご好意で作ってくれたんだから、受け取っていいよ」と言ってくれました。
私は嬉しくなってすぐにお客様のところに戻りました。
お客様にカーネーションを「ぜひ頂きます」って伝えました。
「こんな物もらっても嬉しくないよね、受け取ってくれてありがとう」と言いながらも、お客様はとても嬉しそうでした。
「いつも親切にしてくれているから」
お客様の『身近な存在』になれて、私もとても嬉しくなりました。
しばらく、そのお花はカウンターのディスプレイとして飾らせてもらいました。
今では、自宅で大切に飾っています。
お客様一人ひとりにさまざまな立場があります。
私はお客様にとって『身近な存在』でありたい。
そう思いながら、毎日ホールに出ています。